ダンダダンから感じるDNA

ジャンプ+で読める漫画「ダンダダン」がめちゃくちゃ面白い。

ジャンプ+公式アプリだと初回無料で全部読めちゃう。最新話も無料で読めちゃう。有難いけどどういう仕組みなんだろうか?とほんのり思う。

 

ダンダダンを読んでものすごく感じるのは「うしおととら」のDNA。

 

妖怪や霊の佇まいとか、活発な女の子とか、普段はちょっと冴えないけど戦闘でめちゃくちゃ速く動く男の子とか。実家が寺とか祖母がすごい人とか。

 

大好きなものたくさん詰まってる。

もう最高。

 

戦ってる子たち、普段とのギャップが大きければ大きいほど応援したくなる。

仲間が増えていくのも楽しい。

 

 

 

 

シンデレラに対する見解を改めた

映画「フィフティ・シェイズ・ダーカー」を見た。

フィフティシリーズの2作目にあたる。

1作目の感想はこんな感じだった。

awawako.hateblo.jp

 

以下感想をおぼえがき。R18とネタバレ注意。

 

 

前作の終わりでクリスチャンに別れを告げたアナスタシア。

大学卒業後は、憧れていた書籍編集の仕事に就いている。

相変わらず誰のモノローグも入らないのでよくわからなかったけど、1年後とかそれくらいなのかな。

 

アナスタシアの目の前に突然クリスチャンが現れ、なんやかんやで結局元サヤに。

なんと、もうルールはいらないそうだ。そこまでクリスチャンが変わったという描写。

 

従って、今作はかなり糖度高め。

スパイスはクリスチャンの過去や、アナスタシアの上司とか。

それも割とあっという間に片付くのでもはやラノベ感覚でこちらも身構えずに見られる。

 

クリスチャンが出張先でヘリコプターが墜落するという大事故にあっても、かすり傷くらいであっさり戻ってきたのも笑ってしまった。

ワイドショーで

「クリスチャンの安否はわからないまま、行方不明となっています」

と報道されているのを見ながら家族全員で集まってさめざめ泣いてるところに、ひょっこりクリス。それもアナとクリスにとってはスパイスでしかないのであった。

 

アナにすっかり夢中なクリスが結婚を申し込み、二人は婚約。花火がドーンと上がり、影で排除されたアナの元上司が悪い顔をする…てところで2作目は終わった。

自作で何かやらかすのだろう、きっと。でもたいしたことにはならない、負ってもかすり傷くらいだろうと思いながら次も見てみます。

とかいってクリスが命を落としたりしたらどうしよう。

 

今作を見て思ったのは、シンデレラストーリーでアナの金銭感覚云々は杞憂だったなと。

アナ、すごいしっかりしてた。クリスに勝手に振り込まれたお金も全部チャリティーに寄付しちゃうし、結婚しても働く意思ありありだし。

アナのこと誤解してました。ごめんね。

もしクリスがこの先めっちゃ貧乏になっても、アナなら見捨てることはしなさそう。それくらいしっかりした人でした。

 

追記。

3作目まで見た。これで完結っぽい。

アナが1作目と比べてすごく綺麗になってた。

髪ツヤツヤ、お肌ピカピカ、身に付けてるものがどれも高級。お金のチカラってすごい。貧すれば鈍するの真逆版、何か言い方があるのだろうか?

最後は男のほうがトラウマを乗り越えて子供も生まれてハッピーエンドでした。

 

こういう明るい話もいいよね。現実はつらいからね。

シンデレラストーリーが楽しめなくなった

映画「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を見た。

以下、R18とネタバレ注意。

原作はイギリス発の同名小説。シリーズ3作あってトータルで売れに売れたらしい。

3作とも映画化されていて、今回見たのは第1作目。

 

あらすじをざっくり言うと、平凡な女子大生アナスタシアがお金持ちな独身男性クリスチャン(大企業のCEOでもある)に見初められ、執着され、アブノーマルな性愛に溺れていく…という話。

 

ヒロインのアナスタシアはクリスチャンと出会うまではボーイフレンドも居なかった。しかしクリスチャンと出会って、お金持ちかつスマートな彼の振る舞いにときめいていく。

しかしクリスチャンがかなりの曲者で、まず恋愛はしないと断言。アナスタシアとは主従関係を結びたいと申し出る。契約内容は男が支配者側。アルコール禁止、女のほうから触れるのもダメ、とかなり厳しい内容。それを破れば罰が与えられ、きちんと守ればご褒美がもらえる。

 

わたくし、てっきりご褒美ってお城かなにかだと思ったんですけど、報酬はクリスチャンの身体、だそうで。そうですか…(落胆)

 

生娘なアナスタシアもここで「ご褒美とは」となっていた。クリスチャンが慌てて確認すると彼女がそもそもにおいてからきし未経験ということが分かり、なんか急いでそういう流れになってたのが可笑しくて。

 

「早急に解決しなくては」って台詞も変だし、されるがままに身を委ねるアナスタシアもどうかと思うし、ムーディーな挿入歌(ボーカルあり)の音量がどんどん大きくなってくるし。

官能的なシーンらしいけど、完全に真顔で見守ってしまいました。

 

そのあとは契約するしないで揉めたり、クリスチャンが幼少期のトラウマを語ったりして、なんだかんだですれ違っていく二人。

 

イチャラブしたいアナスタシアと、それはできないクリスチャン。

 

というか、さっさと別れなさいよそんな男、と思ってしまいました。

 

アナスタシアにとってのクリスチャンの魅力がわからない。

 

すんごいお金持ちで、仕事もできて、ヘリコプターやグライダーの操縦もできてピアノも弾けるスーパーエリートってことくらい。

でもアナスタシアはそこにメロメロなご様子。いちいちすごく嬉しそうに微笑むんですよね。なんかもう、デヘヘッてくらい。

 

多分、原作はアナスタシアの一人称だからそこらへんの気持ちがテンション高めに書いてあるんだと思う。

でも映画だとモノローグがないから伝わってこない。アナスタシアが戸惑っているのか、嬉しいのか。表情で推し量るしかない。で、顔を見るとすんごく嬉しそうなの。もうわからぬ。

 

でも最後は契約は結ばず。

本気で鞭打ってみてと頼んでみたらマジのマジで痛くて心が折れたアナスタシアが去って終わり。

というかクリスチャンも、そういう痛いことせずにはいられないんだっていうわりには割りとできてましたよね、っていう。そこが疑問。

 

よかった点といえばアナスタシアの身体がとても綺麗でした!!!

細いけど痩せぎすじゃなくて、手足が長くて、白くて本当に綺麗。

それで急にグライダーに乗せられてキリモミ飛行されてもゲラゲラ笑っていられるくらい強いんだから、そりゃ手放したくないよねーとクリスチャンの気持ちが少し分かりました。

 

ただアナスタシアの気持ちはわからないなー。もしクリスチャンがお金持ちじゃなかったら、惚れてないよね多分。

アナスタシアもモテないわけじゃないし。

 

ここから本題。

この映画はシンデレラストーリーでもある。癖の強い性癖はちょっとあれだけど、クリスチャンが金とコネの力で色んなものをねじ伏せ、高価な洋服や住居、高級車、パソコンなどをアナスタシアに惜しみなく与える。

クリスチャンと出会う前のアナスタシアは古い車に乗り、ホームセンターでアルバイトをし、パソコンは壊れている。

そんな女の子を高級なもので喜ばせるのは簡単だ。実際、アナスタシアは綺麗な洋服や新しい車に多少戸惑いながらも目を輝かせる。

だけど、その喜びを知ってしまったらそれよりグレードが低いもので満足するのは簡単じゃなくなる。

 

シンデレラストーリーの裏話というか後日談というか。

 

『ラブホの上野さん』のコラムを思い出した。

パパ活に潜む悪魔のような男 - ラブホの上野さんの相談室

 

リンク先のコラムに登場する女子大生とアナスタシアは「パパ活をしているかどうか」で根本的に異なるけれど。

逆に、コラムの男性は肉体関係を持たない。片やクリスチャンはやりたい放題、結果アナスタシアに嫌われてしまう。

そう考えた場合、分かりやすく見返りを要求するクリスチャンのほうがまだ人間味があるような気さえしてくるから不思議だ。

 

何にせよ、狂った金銭感覚を元に戻すのは難しいだろうなぁと、シンデレラストーリーを目にする度に思ってしまうのだ。

 

ちなみに映画では終盤、別れ際にアナスタシアが「私の前の車返して」とクリスチャンに言うシーンがあった。アナスタシアの金銭感覚はさほど狂ってなかったみたい。映画の続編も見てみようと思う。

宝石の国を読んだ

漫画をどんどん忘れてしまう。数秒見た絵をずっと覚えていられることのほうがすごい。

漫画は、アニメや映画や小説と比べてあっというまに摂取できて、あっというまに忘れてしまう。だから書いておかないといけない。

 

コミックDAYSで「宝石の国」を読んだ。最新話直前まで無料。大体100話くらいかな。

 

ここから激しくネタバレを含む覚え書き。

 

キラキラ光る宝石たちは何故か人間のようなかたちをしている。ひびが入ったり割れたりする。宝石だから。欠けたところがとてつもなく輝いてキレイ。宝石だから。人のかたちをしているけど、男でも女でもない。宝石だからね。

 

宝石たちが慕うのは「先生」。袈裟を着て、お坊さんのようなかたち。先生も限りなくヒトに近いように見える。でも先生も実は人間ではない。かつて人間に作られた「装置」。金剛で作られたので、とても強い。そして壊れている。

 

かつて地球に存在した人間は滅びてしまった。何度も隕石が落ちたらしい。死んだ人間の魂を成仏させるのが金剛先生の役目であったが、あまりに一度にたくさんの人間がなくなり、金剛先生は壊れ、成仏しきれない魂は月で無限にさまようことになった。それらが月人。

 

にんげん、は3つにわかれた。

1つは海のなかで、肉として。

1つは陸にのこり、骨として。

1つは月にのぼり、魂として。

 

それらが合わさればまたニンゲンがつくれる。その運命を背負ってしまった末っ子の宝石、フォス。

 

フォスは骨(宝石)として生まれたものの、あまりに脆く戦えない。役に立ちたいと願ったフォスは持ち前の好奇心と無鉄砲さで海に入って足を失くす。引き換えに貝の足になる。まず肉との融合。

皆が冬眠中に今度は腕をなくし、合金と融合する。合金は月由来のものなので、陸と海と月がフォスの身体でひとつとなった。

 

すべて月人の王子エンマの計画通り。

不具合を抱えた金剛をリセットするには、ニンゲンの指示が必要だった。フォスが「壊れてしまえ」と言ったことで、金剛にひびが入り自滅(?)。しかし魂は月に昇ったようで、エンマと再会を果たす。他の宝石もみな月で「月人」と変化。

 

地上にはフォスが残され、金剛の右目をとりこみ、1万年が経過。

 

いや、1万年て。

それまでもぽちぽち百年とか二百年経過してたけども。1万年て。草。

 

無料で読めたのはこのへんまで。

なんかもう、フォスさぁ、地球の皆をすりつぶす!!みたいになっちゃってさぁ、どうなのって思ってたけどさ…

 

1万年ぼっちなのは可哀想すぎない?

金剛のバックアップがフォスに移行されたっぽいし、次なる金剛がフォスになるんでしょう?限りなくニンゲンに近い存在だし。

 

応援というより同情しかない。

最新話を読めていないからどう転がるのかわからないけど。

味方をほしがっていたフォスが新たな楽園を地上に築くのかしら。でも人望ないよね。いや、あるいは1万年もすれば金剛先生のように愛を纏わせることができるかしら。

 

ポイント注いで続き読んでみようと思う。

 

サブスクやるつもりないって言われたらCD買うしかないじゃない

久しぶりにCDアルバムを購入した。

山下達郎の新譜。

だってサブスクやるつもりないっていうから。じゃーCD買うしかないですよねーって。

でもね、思った。

やっぱりCDって形骸化しとるなーって。

だって、買ってきたCDをパソコンで取り込んだら、その後ずっとケースにしまいっぱなしなんですよ。聴くのは音源だけ。

ジャケットがレコードみたいに大きいわけじゃないから飾るのもいまいちだし。

後はずっとしまっておくだけ。

かといって、サブスクどころか配信での販売もしてらっしゃらないから。たっつんは。あ、我が家では山下達郎御大のことをたっつんと呼んでいます。なんとなく。

たっつん、新譜よかったです。

そこまでファンというわけでもなく、たまにテレビやラジオで耳にしては

「やっぱオシャレだなーたっつんは!」というくらいの者なのでガチレビューとかできないんですけど、なかでも『YOU』という曲が好き。

どストレートな歌詞になんかやられた。切ない。力強い。まっすぐな好きという感情が押し寄せてきて持っていかれる感じ。恋とはするものじゃなくて落ちるものだったねみたいな。あの頃の恋心を思い出しましたよ。

 

 

このブログを書くにあたって

なんとなく気負わずに書ける場所がほしくて、新しくブログを作ってみた。

毎日いろんなことを思ったり考えたりしてるはずなのに、どこにも記さずにいたら忘れてしまう。収穫しないままの実が腐って落ちるみたいに。だからそれを刈り取っていくことにする。たとえおいしくなくとも。このときこんなこと考えていたよな、と後から思い出すために。

限りなく嘘をつかずに書いていきたいけれど、身バレするのは本望ではない。知らない誰かが読んでくれるのは大歓迎。だけど身内には絶対読まれたくない。日記ってそういうものじゃないですか?